テナントの内装について

内装の違い

貸店舗物件は内装の状態によっても分けられます。
内装がほとんどなく、店舗内を自由にデザイン・レイアウトすることができる状態の物件は、
スケルトン物件と呼ばれます。
一方、前の借主による内装などが残っている物件は、居抜き物件と呼ばれます。

スケルトン物件

スケルトンとは「骨組み」を意味し、貸店舗物件においては内装と設備を施す前の状態のことをこのように呼びます。
スケルトン物件は店舗の内装や設備が施していない状態にあるため、店内を自由にデザインすることが
出来るといったメリットがあります。
ですがその一方、内装工事などに多額の費用と時間もかかりますので、オープンするまでに
時間がかかるというデメリットもあります。
スケルトン物件を探す際には、原状復帰が必要かどうかの確認もしましょう。
多くの場合、退去時には入居する前のスケルトン状態に戻す、原状復帰を前提に契約をすることになります。
その場合は退去時の工事にも多額の費用が必要となります。
スケルトン物件でも、退去時には内装をそのままの状態で残す居抜き物件として処理してもらえるかを、
事前に確認することが大切です。

3点セット

一番簡単なセットですと、着物・帯・長襦袢の3点セットになります。
ですが、実際にはこれだけでは足りません。
ショールや足袋、鞄などの小物類も必要となりますので、別ならばそれらもそこでレンタル出来るのか、小物類は買取になるのか、
その料金は、など、当日になって足りないものが出てきてあわてないよう、しっかりチェックしておきましょう。
また必要なものを揃えるのに、レンタル代金以外の支払いになるようでしたら、全て揃えた時に支払い金額がいくら位になるのかも
計算し、その金額が妥当であるかどうか、他のお店と比較してみるのもいいかもしれません。

居抜き物件

居抜き物件とは、前の借主の内装などが残っている物件のことです。
居抜き物件のテナントを借りる場合、内装などは前の借主から買い取る形になるケースが一般的で、
一からデザインを考えて内装工事を行なう場合に比べ、費用を抑えられるというメリットがあります。
しかし、レイアウトの変更に制限があるといったデメリットもあります。
居抜き物件を探す際には、内装の状態をきちんと確認することが大切です。
見ただけではわかりにくい故障や不具合もありますので、工事業者に同行してもらって
内装の資産価値を見極めてもらうと良いでしょう。
特に築年数が経っている物件や、前の借主が撤退してからの時間が経っている物件の場合は、念入りに確認しましょう。